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DIESEL LIVING INSTALLATION PROJECT

THE WALL by GENETO


INTERVIEW 03 @ sakishiraz 奥村 功二

2017.11.08 (Wed)

今回のTHE WALLは、多くの協賛を頂くことでスタート出来ました。
そこで、協賛いただいた企業や個人の方々の紹介を兼ねたインタビュー記事を掲載していきます。
第三回は、今回のインスタレーションのもっとも目立つ部分を担当してくださった
sakishiraz 代表 奥村 功二氏にインタビューを行いました。

壁のテクスチャが非常に特徴的で、色々な方から問い合わせがある部分ですが、錆びた質感を作ってくださいました。
また、黒革鉄板の部分の仕上げにも携わってくださいました。金属加工からデザインまで行われています。
どのような思いで、協賛していただけたかを伺いました。


GENETO/  THE WALLに協賛することにした理由をお聞かせください。

奥村様/  我々sakishirazはデザインと制作という二足の草鞋を履いており、制作において塗装は塗装屋(プロに任せることで得るクオリティを重視します)に任せるべきだと考えています。ですから錆びた鉄板で壁を作りたいとの要望をGENETOさまから頂いた際に、塗装屋やエイジング屋がやらない実験的なプロセスで錆びさせることに挑戦できる良い機会だと考えた上で協賛させていただきました。

GENETO/  THE WALLと自社のコラボレーションの成果についてはどうお考えでしょう?

奥村様/  実験的なプロセスと先ほども言いましたが、GENETOさんのpivoto工房の野外に制作場所を確保していただき、出来るだけ自然に近い状態の錆びを育てることにしました。
錆びを促進させる溶剤を吹きかけ、天日干し、木の下などに寝かせていたので雪に混じって小枝が落ちてきたりしたことで自然のテクスチャーも錆びに落とし込むことができました。仕上がった錆びも成果として満足できるものでしたが、何よりも自然環境と向き合いながら1週間かけて錆びを育てたコトは人の手だけでは辿り着けない魅力を体感させられることになりました。


GENETO/  THE WALLでの御社の素材の使い方について感想などをお聞かせください。

奥村様/  三種類の鉄板をパッチワーク状に配置する時、どの向きが最も美しいか、また相応しいかといったところまで意識が働いているなと感じました。その思考/行為が鉄板それぞれの持ち味を上手く引き出すことに繋がっています。
また提案を伺った段階では、鉄板を壁面に貼り付けるのはゆうに可能ですが、可動式にするのは重量の関係上むずかしいのではないかと不安がありました。しかし、GENETOーpivoto間の連帯、pivoto工房での共同作業において可動式構造も視覚的に明確になり安心して取り組むことができました。

GENETO/  奥村様ありがとうございました。制作は、pivotoの工房で行っていただきましたが、2月の寒空の下、pivotoの職人チームと共に制作に励んでいただけたのが印象的でした。多くの人から、錆びた感じは、塗装でないと出せないと言われましたが、実際に鉄を錆びさせて、塗装などでは出し得ない自然な錆びた風合いには多くの方からお褒めの言葉をいただいています。
実際の現象が起こす質感や色味などは、擬似的には作れないと痛感させられました。素材の本質が作り出す空間は、体験を豊にしてくれます。

GENETO/  それでは最後に御社の紹介をしていただければと思います。

奥村様/  sakishiraz(サキシラズ)は京都/大阪を拠点に金属製品のデザインから加工までを一貫して行うユニットです。我々のプロダクトは大量生産ではありませんが、老練の職人から教えを受け、手作業での豊かなモノづくりを志向しています。
鉄 ステンレス アルミニウム 真鍮 を使用素材とし、主に店舗什器や家具、舞台美術などアート関連の金物制作、
また自らもアートユニットsakishirazとして活動しています。主なアート活動としては捨てられている和家具を解体し鉄の技術で再構築した家具制作プロジェクトを行なっており、京都町屋での展示会などに出展しております。
金属を使用したデザインや制作に関してのご相談がありましたら、お気軽にご連絡ください。

会社の詳細はコチラ⇒sakishiraz

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